ICHIKENでは新築を建てるお客様へ家の性能を数値化してお伝えいたします。
車の燃費のように家の性能を数値化・可視化する事で、家を建てるお客様に分かりやすく提案することが出来ます。
現行の建築基準法では耐震等級1が義務化されています。しかし震度6・7以上の地震が発生した場合、その後もその家に住み続ける事ができるのでしょうか?家族の命と・生活を守るために、耐震等級3まで上げました。 設計の段階から耐震等級について考えましょう。
私たちの住む新潟県中越地方では、住宅を建てる際に積雪の事も考えなければなりません。2020年度は近年稀にみる大雪にみまわれました。積雪で倒壊した家屋もありました。先に説明した耐震等級ですが、耐震等級3+積雪1mと言うのがこのモデルハウスです。
直下率とは2つあります。1つ目の壁直下率とは、1階と2階の壁の位置が合っている割合を示したもの。2つ目の柱直下率は1階と2階の柱の位置が合っている割合を示したものです。この直下率が高いほど、1階と2階の壁・柱が合っているので、横架材が小さくすみ、余分な材料を使用せず、建築コストも抑えられます。
許容応力度計算とは構造計算の1種です。荷重(家の重さ)や地震などに対して、構造材(柱・梁・壁など)がどれだけ応用できるか(耐えられるか)を調べる事です。材料1つ1つの応用力を計算するので、信頼性の高い構造計算を採用しました。
偏心率とは地震の際の重心と剛心のズレの程度の事です。重心と剛心のズレが大きいと負担がかかります。偏心率を小さくして住宅に負担が掛かりにくい(ねじれにくい)設計をしています。
ウォールスタットとは木造住宅倒壊解析ソフトです。ウォールスタットを使用して、実際の地震波を入力した耐震シミュレーションを実施し、震度7の揺れの際、どの構造材に負荷がかかるかなどを調べ、地震に強い住宅かを検証します。
Q値とは熱損失係数と言い、建物から外へ逃げていく熱の量を、延べ床面積で均した値です。Ua値と似ていますが、Q値は換気の熱損失も含まれています。
Q値は同じ条件で建てた家では床面積が多い家の方が数値が良く出てしまいます。
C値とは住宅の隙間面積(㎠)/住宅の延べ床面積(㎡)です。住宅にどれくらい隙間があるのか、気密性能が分かります。Ua値・Q値同様に、数値が小さいほど気密性が高いです。断熱性能が高くても、気密性能が低ければ外気の影響を受けてしまいます。
C値は測定義務が無いので、計測していない会社も多いです。
玄関戸・開口部(窓)は外の影響をとても受けます。天井・壁・床断熱と同様に、開口部の断熱性能も考えています。玄関戸は木製ドアを採用しました。木は一般的な玄関戸(アルミ)よりも熱を通しにくいからです。窓は樹脂製のトリプルガラスを採用しています。
窓の上部には庇(ひさし)を設け、真夏には“すだれ“を設置し、真夏の直射日光を遮れるように設計しています。
毎日の動きが予測できる《太陽》を有効に活用することで、高性能な家を最大限に活かすことができます。夏は直射日光を遮り、冬は暖かい太陽光をめいっぱい取り込めるよう、住宅の向きや、庇の長さなど細部にこだわり設計しました。『太陽に素直な家』とは、太陽の恩恵を受けるという意味が込められています。
屋根材(ガルバリウム鋼板)は色によって反射率が異なります。ブラック41%・ブラックパール43%・アイボリー67%。アイボリーはブラック系よりも約1.5倍日射を反射します。
外壁材は杉板を採用しました。杉板は塗装していません。無塗装品を使用する事で、痛んだ部分を張替えても、約1年経てばまわりの杉板と色が馴染みます。杉板は廃盤になる事はまずないと言えます。腐朽や害虫にも強い木材ですし、メンテナンス費用などのコスト面で考えても優秀です。
そしてなにより自然の温かみがあります。
※火災対策は考慮する必要があります。
日本では交通事故より、家での事故、脳卒中や心筋梗塞の方が多いです。色々な要因が考えられますが、家の中の温度差も大きくかかわっています。浴室と洗面脱衣室、寝室とトイレなど各部屋ごとの温度差が大きいとヒートショックと言い、血管の収縮が起こり体に負担が掛かってしまいます。
高性能住宅は、各部屋の温度差が少ないので身体に負担が掛からず、快適に暮らすことができます。
住宅の性能を上げる事で、今後支払う光熱費を削減することができます。今後払う予定の光熱費を、断熱費用に回しませんか?
住宅の性能を上げ、毎日快適に過ごすお手伝いをICHIKENにお任せください。
数値をもとに光熱費を算出しています
住宅の断熱材の種類や厚み・開口部の性能・冷暖房設備等を入力し、1年間の光熱費を算出することができます。
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