第1008回:不陸(ふりく)

今日は現地調査に伺ってきました。
以前から和室の畳が下がっていたそうですが、今回工事を検討することになりました。


↑敷居より畳が下がっています。


↑畳を剥がしてみると、合板にも湿気が上がってきた跡があります。


↑しかし、何よりの原因はその荷重です。
かれこれ、100年以上経過しているこちらの住宅、昔の家は「田の字造り(たのじつくり)」という座敷が「田の字」なっている住宅が多くありました。
こちらの住宅もその作りです。その為、「耐力壁(たいりょくかべ)」が少ないです。
昔の家は柱で建物の荷重を支えていました。その為、柱も太くなっていましが、こちらの柱は普通の4寸(12cm)柱なので今までの地震等もあり、沈んでしまったと思われます。
建具の隙間が上下で違っています。


↑それにしても、100年以上前の建物なので、当時の見事な「胴差し(どうさし)」が差さっています。
すごいなぁ。
これを支えるんだから柱の負担もすごいはずです。

つづく。

第一建築業