第117回:職人の一番の武器


新潟県柏崎市の第一建築業のいちけんブログ

今日は先週、「刻み」を行った現場の「建て方(たてかた)」がありました。


「建て方」とは柱や梁などの住宅の骨組みを組み立てる作業です。


新築住宅では「上棟(じょうとう)」や「建て前(たてまえ)」、「建て舞(たてまい)」などと言われます。


今回は車庫の屋根の形を変える工事です。


少し特殊な建て方ですね。


今回、改めて思ったんですが、職人さんの一番の技術についてです。


リフォームは新築と異なり、今ある建て物をうまく組み合わせて工事をします。


何年も、何十年も経ってからの工事なので、色々な部分で「狂い(くるい)」があります。


冬場の雪の重さで屋根の勾配(角度)が少し異なったり、地震などの影響で柱が傾いたりしています。


そこに手を加える中で一番大切な技術は「目」だと思うんです。


すべての技術は「目」からだと思います。


スケールを当てて長さを測る「目」や、ノコギリの刃を入れる位置を見る「目」や、墨付けをするときに位置を見る「目」です。


職人さんの技(と言っていいのかわかりませんが)には、「にらみ」と言う技があります。


歌舞伎みたいですが、目で見て、水平や直角(カネといいます)を判断します。


一緒に現場に入ると色々な所で「歪み」や「傾き」や「たるみ」を判断する「目」のすごさを目の当たりにします。

(もちろん、新築でも「目」は大切ですよ)


そんなこんなで、建て方も終わり、明日は外壁周りの工事になります。